システム開発の要件定義とは│成功のもとは要件の不備をゼロにすること

皆様は今までに要件定義工程を経験したことはありますか?
経験がおありの方はどのような感想を持ちましたか?

「難しかった」「うまくできなかった」「大変だった」
などというネガティブコメントが多いのでは?と予想しましたが、実際はどうだったでしょうか?

さて、品質の基本は「顧客満足=顧客の要求事項を満たしている」ことで、顧客との合意なく先の工程に進むことはできないはずなのですが要件定義工程でも得てして顧客と合意していない要件に気づかないまま先の工程に進めてしまうことがあります。
このような場合、顧客と未合意のままになっている不確定事項が要件の不備として混入した状態となり、その不備は後で大きな手戻りとなって返ってきます。
皆様が今後に作成する要件定義においては、決してそのようなことにならないよう、最低7回はこの記事を読んでくださいね。
7回読めばイヤでも覚えます(笑)

ではさっそく、要件定義の基本について講義を始めていきます。

要件定義とは

講義のはじめですので、まずは、要件定義とは?から確認していきましょう。
さて、システム開発の最初の入り口に要件定義工程がありますが、要件定義工程は具体的に何をする工程でしょうか?
要件を定義する?要件を決めること?何の要件を?どのようにして?・・・要件定義工程はひとことで言えば、『顧客が要求する事項をシステムの要件としてまとめる工程』となります。
それでは、次の章からわからないことを順に紐解いていきましょう。

要件定義で必ず決めること

要件定義では必ず決めることが3つあります。
それは『業務要件』『機能要件』『非機能要件』の3つです。

冒頭で要件の不備の話をしましたが、この3つの要件の中に不備があると、後々に甚大な損失を招いてしまうということで、要件定義で必ず押さえるべきポイントは、実はこの3つのみです。
要件定義には他にも色々なことを書きますが、要件定義の品質はこの3つの要件に左右されるということを、まずは覚えてくださいね。

要件の不備とは

では「要件の不備」とはどのような状態のことを言うのでしょうか?
それは『顧客の要求を適切に抽出できなかったり』『要件の定義が曖昧だったり』といった状態のことを言います。
実は、この状態のまま次工程に進んでしまうことで、システム開発に「要件の不備」が混入した状態となります

要件定義に必要な項目

ではこの章からは、要件定義に必要な項目を確認していきます。
要件定義では、顧客の要求事項について、実現すべき経営目標や業界の動向、現状の問題や目標に向けての課題等を踏まえた上で、抽出すべき要求を実現可能な要件に落とし込んでいきます。
それでは、各要件について一つずつ見ていきましょう。

基本要件の整理

まず、業務内容や目標・課題・問題点等についての現状を把握した上で、顧客要求を精査して、『システム化の目的』や『システム構築方針』を明らかにします。

業務要件の整理

次に*To-Be業務の内容や運用をまとめ、『業務要件』を整理します。

*To-Be=あるべき姿

機能要件の整理

業務要件の整理が終われば、次に業務要件から人手で実施する業務とシステムを用いる業務に切り分け、システム化の対象となる機能要件を定義していきます。さらに定義した機能間のデータの流れも明確にしていきます。

システム構成と非機能要件の整理

機能要件の整理が終われば、次は機能以外の要件の整理に取り掛かります。
機能以外の要件には『システム構成』と『非機能要件』があります。

要件の合意と申し送り事項の管理

今まで述べてきた顧客の要求から整理した各要件については、確実に顧客との合意を取ることが重要です。
また、結論に至らなかった事項については、『申し送り事項』として管理していきます。
この2点もとても重要なポイントとなりますので、確実に実行するようにしてください。

なお、合意した要件が後々変更となったり、新たに追加要件が発生したりする場合がありますが、その場合は全て『変更管理』として扱うようにします。こちらも重要なポイントですので、しっかりと覚えるようにしてください。

まとめ

以上、要件定義の基本について、要点を絞って解説してきました。
冒頭でも書きましたが、何事もきちんと理解をして自分のものにすることでしか、技術として使いこなすことができませんので、最低7回は繰り返し読んでください。必ずお役に立てることと自負しています。
とはいえ、自分のものになるまである程度の時間がかかるのも事実で、その間はプロに依頼してみるのも一つの手です。

QualityCubeでは、コンサルティング以外にプロジェクトのプロジェクト支援(実務支援)も行っており、要件定義についても代行支援が可能です。(詳細は弊社サイトのサービスページをご覧ください)
また、ほかのお悩みごとに関しても随時、無料相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

最後に・・・我々も日々勉強の毎日を送っています。
皆様のプロジェクトの成功に向けて、これからも共に精進してまいりましょう!

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